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2007年8月26日日曜日

中国医学系統の伝統的医学

中医学
中医学:中国における伝統的医学の呼称であるが、中国医学全体を指すのではなく、現代の中国医学である。中医師の医学であり、日本で中医師の資格は使えないため、これをおこなうのは基本的に日本の医師国家試験を合格した医師である。
鍼灸師が中医学的な鍼灸を施す場合は、これを中医針灸と称す。
伝統的医学としては古い療法を伝えているが、思想的には 毛沢東の思想が反映された形ある理論であり、日本人のフィーリングを大切にできるほど自由な発想は許されていない。
弁証論治なども日本人が思っているほど古いものではない。現在の中医学は、中国において統一教科書教育が必要になった1959年を皮切りとし、文化大革命の時期を中心として展開された新しい理論である。
1958年の南京中医学院が編纂した教科書『中医学概論』では、五臓六腑ごとに病証が展開されており、病証も『千金方』の五臓病証に類似している。
この教科書では「肝虚寒証」のように現在の中医学では用いられない病証が含まれる。
また『千金方』には「腎実熱」などまで含まれる。
鍼灸を例にすれば、現在の中医理論は経絡治療と似ていて五臓の母子関係や相剋関係を中心に理論構築を展開する。およそ1960年代より、雑病の一つだった「肝気郁逆」(「肝気鬱滯」)が肝の基本病証の一つとなったのはあまりにも有名である。
また、「肝鬱気滞」が肝実証である、という認識は中国ではあるけれども、日本での認識は乏しく、「肝実証」という発想は、脈診を中心として診断をおこなう経絡治療家にも理解しやすいものである。
日中の伝統医学が融合してしまうのではないかと思うが、実はそういった混交した理論はこれまでにも多数存在し、むしろその正統性を柔らかに薄めている。

東医学・韓医学・高麗医学
・東医学:朝鮮半島(朝鮮民主主義人民共和国では1992年までこのように称していた。)で発達した中国医学系伝統医学の呼称。
・高麗医学:朝鮮民主主義人民共和国での呼称。1993年に東医学から改称した。
・韓医学:東医学と同じものの韓国における呼称。韓方医学とも呼ぶ。
漢方と鍼灸の両方を韓医師がおこなう。
内容的には、中国の明医学であり、医書としては『東医宝鑑』が土台となる。
『東医宝鑑』のなかには、中国で散逸した医書を含むため貴重である。
許浚の人生を題材にした小説も存在し、他にも韓国ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』に鍼灸をおこなうシーンが登場している。

漢方医学
漢方医学(和漢方・和方):日本で発達した中国医学系の伝統医学の呼称である。明治時代の伝統医学復興期に、漢代の『傷寒論』中心の医学である古方派の努力により、この名がつけられた。
漢方には鍼灸も含むが、現在漢方薬による治療のみをさすことが多い。
鍼灸は鍼灸師がおこない、漢方薬は西洋医師がおこなう。
薬店で昔ながらの漢方薬を買える店が少なくなっており、現在では病院でも漢方製剤が手に入り、中国の漢方製剤も多く輸入されている。

(出典:ウィキペディア


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